初めましての方へ、料理と私についてお伝えさせてください。

私は、東京都赤坂にある 江戸懐石 近茶流(きんさりゅう)の講師を授与され、現在も師範科にて研鑽を積んでおります。

さかのぼって、私が料理をするようになったきっかけは 小学5年生の時にポッチャリ体型を気にし始め、文字通りDiet(食事制限)を意識したことが始まりでした。

自分のために開始したことでしたが、家族に喜ばれたことが嬉しくて、楽しい!と思い、自分だけのレシピ本を買ってもらうと、「料理が遊び」になりました!もちろん子供だったので、簡単な物しか作れませんでしたが、自分が作ったゴハンを通じて家族とつながれた時間は、私の中で大切な思い出です。

大学に入ると海外でのワークキャンプのために、茶事懐石をしていた叔母から、茶道をほんの少しだけ習いました。付け焼刃のお手前は、相手方に間違った日本文化を伝えてしまったようです。
この失敗を機に、日本文化(特に、和食、陶芸、日本画)に興味を持ち、今につながる学びが始まりました。

その後、2015年に古民家を見つけ、東京から千葉へ移住。
家庭菜園で作った採れたての野菜や、新鮮な地産の海産物を使ったお料理を、自作の器で振る舞うホームパーティーのスタイルが、おかげさまで評判となり、都内を中心に国内外のゲストに紹介伝で料理を教える機会を頂いております。

最近では、年を重ねていくごとに、改めて食べるコトの大切さを意識しています。食事は、人間が生きていく上で必要な行為。そして、食べ物が、ヒトを作っているようにも感じます。

安全で美味しいものを選べは、心身ともに健やかになり、それを大切な人と分かち合えば、人生が豊かになる。中でもそんな1番力がある、おうちごはんを、ちゃんと美味しく作れるように、皆さんへ技術と笑顔のバトンを渡していきたいと思います。

株式会社ルクス 代表取締役 吉田美希